可及的な保存治療

Case1

他院にて左上の前歯を保存不可能と診断され、インプラント治療を勧められた21歳女性

根管治療 + ファイバーポスト + セラミッククラウン

インプラントに頼らない治療を選択

歯や歯周組織の状態を診査したところ、保存可能と判断しました(①、②)。クライアントの年齢も考慮し、インプラントによる治療よりも保存治療を優先した治療を計画しました。仮歯を作製して(③)根管治療(根の治療)を行い(④)、メタルフリーによる審美的な補綴治療(差し歯)を行いました。

治療前後の様子

診療前-初診時
治療後

①初診時のデンタルX線写真

③仮歯を作製

②患歯の咬合面観

④根管治療後のデンタルX線写真

Case2

他院にて左下の奥歯を保存不可能と判断され、インプラント治療を勧められた47歳女性

根管治療 + ファイバーコア + セラミッククラウン

保存治療を優先した治療計画を立案

歯や歯周組織の状態を診査したところ、予後の判断が難しく厳しい条件ではありますが保存可能と推定しました(①)。根管治療後の経過次第ではありますが、可及的に保存する方針で治療を計画しました。
 スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)ならびに根管治療を行い(②)、仮歯を作製して経過観察しました。およそ8カ月後のデンタルX線写真(③)で根尖周囲ならびに根間中隔(根の分かれ目の骨)の吸収像に改善傾向を認めたため、改めて保存可能と判断し、セラミッククラウンによるメタルフリー修復を行いました。

治療前後の様子

診療前-初診時
治療後

①初診時のデンタルX線写真

②根管治療後のデンタルX線写真

③根管治療後約8カ月のデンタルX線写真

※木・日・祝日は休診となります。
※受付は診療時間の30分前までとさせていただきます。