【クライアント】
他院にて左下の奥歯を保存不可能と判断され、インプラント治療を勧められた47歳女性
【治療法】
根管治療 + ファイバーコア + セラミッククラウン
保存治療を優先した治療計画を立案
歯や歯周組織の状態を診査したところ、予後の判断が難しく厳しい条件ではありますが保存可能と推定しました(①)。根管治療後の経過次第ではありますが、可及的に保存する方針で治療を計画しました。
スケーリング・ルートプレーニング(歯石除去)ならびに根管治療を行い(②)、仮歯を作製して経過観察しました。およそ8カ月後のデンタルX線写真(③)で根尖周囲ならびに根間中隔(根の分かれ目の骨)の吸収像に改善傾向を認めたため、改めて保存可能と判断し、セラミッククラウンによるメタルフリー修復を行いました。